『チャンピオンズリーグ決勝』

待ちに待ったCL決勝、バルサvsマンチェスターU
朝早く起きてリアルタイムで観ようかとも思ってたのですが、
朝方4時頃試合開始だったので、さすがに断念。


今年の舞台はローマ・オリンピコスタジアム。
馬鹿じゃなかろうか。
せっかくの決勝戦、しかもこの最高のカードを
陸上トラックがあるようなスタジアムでやるなよ。


しかし、そのスタジアムは
バルサのえんじ色とマンチェスターUの赤で
まさに燃え上がっているかのごとく。


試合開始直後、まったくボールがキープできないバルサ
完全に圧倒されてました。
なにより、クリスティアーノ・ロナウドをまるで止められない。
これはまずいリズムだなと思っていたのは、
しかし前半10分まででした。


イニエスタからエトーにボールが渡り、
ペナルティエリア内でボールを受けたエトー
1フェイクでディフェンダーをかわし、ゴールゲット。
バルサ先制。
初めてのチャンスをものにしたこのゴールが
バルササーカスの開始のベルでした。


守備力だけで云えばバルサよりはるかに高いマンUの狭いエリアを
幾何学模様のパスワークで切り裂いていくバルサのパスワーク。
マンUがここまで何もできなくなるとは予想だにしなかった。
メッシを、シャビを、イニエスタを、エトーを、アンリを、
止めることができないマンUの守備陣。


後半70分。
まったくマークの付いていないシャビから、
これまた完全にマークを外したメッシへ
どんぴしゃりのクロス。
珍しく頭で合わせたメッシのシュートが
マンUの息の根を止める追加点になりました。


前線に次々と選手をつぎ込み、
似つかわしくないパワープレイをしかけるマンUに対し、
最後まで、自分たちの哲学を貫くバルサ
点差以上の完勝といっていいでしょう。


3年ぶり3度目のヨーロッパ制覇。
そしてスペインのクラブ史上初の3冠達成。
カンテラ出身者がレギュラーを大半を占めるチームでのこの結果は
本当に素晴らしいと思います。


クライフのドリームチームは観られなかったけど、
このチームをリアルタイムで観られる世代に生まれて良かった。


Visca Barca!



『ドリームチーム誕生!FCバルセロナ!!』



しかしねぇ、中継するんならちゃんと表彰式までやろうよ。
『Himno de FC Barcelona』と
Queenの『We are the Champion』、
聴きたかったなぁ。