『化物語』


まずはこれから、化物語
ここ1年ぐらいの間に読んだ本の中で一番面白かった作品。


もう今年は西尾氏三昧。
西尾氏は『刀語』で初めて知ったんですが、
これほどのめり込んで読む作家になるとは予想もしてなかったなぁ。
刀語』の後に読んだ化物語で完全に嵌ってしまいました。
以降、彼の本で単行本化されているものは全部読んだ(と思う)。


西尾氏の書く文章のリズムが、僕の好みなんでしょうね、
本当にスムースに頭に入ってきます。


僕は本を読んでいると、その中のキャラクターに
わりと簡単に感情移入してしまうので、
そのとき読んでる本に精神状態が大きく左右されます。


なので主人公の阿良々木暦に対して
周囲から投げ掛けられる言葉が
いろいろ僕にクリティカルヒットで、
痛くて痛くて危うく日常生活に支障をきたすとこでした。
読んでる途中で何度も泣きそうになり、
それと同じくらいの回数で笑い泣きしました。


このお話は人によって評価がまっ二つに分かれると思うので、
正直、人に薦めるのは難しい気がしますが、
僕はこの本、大好きです。



『助ける?そりゃ、無理だよ
 きみが勝手に一人で助かるだけだ』


化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)