『宝石、ふたつ』


先週の土曜日、京都に行ってきました。
突然の思いつきだったのですが、
京都競馬場で僕の好きな馬が走るということで、
彼の応援に。
京都競馬場に行くのは
ディープインパクト菊花賞以来2度目です。


僕のお気に入りの馬、ファリダットは、
大学時代、彼のオーナーの牧場で
バイトをしていたこともあり、
今年の3歳牡馬の中ではイチオシの馬でした。
クラシックには縁が無い仔だったのですが、
来年の高松宮記念あたりで
G1を獲ってくれるんじゃないかと期待しています。


2歳のデビュー前、写真で見たときから、
そのグッドルッキングな容姿に惚れ込んでいたんですが、
初めてライヴで見た漆黒の馬体は、
ファリダット=宝石の名に相応しい美しさを持った仔でした。


レースは3/4馬身差で2着に敗れたのですが、
メンバー最速の上がり3ハロン32.6を叩き出し、
今後に繋がる良いレースをしてくれたと思います。



馬券も当たり、帰りの交通費も稼げ、
意気揚々と京都駅の方まで戻ったら
清水寺が夜間拝観をやっているとのことで
どうせならと思い、紅葉狩りに。


京都の紅葉を観るのは初めてだったのですが、
宵闇の中、薄明かりに照らされる紅は、まさに圧巻でした。
自然が生み出した紅い宝石の圧倒的な美しさを前に、
大舞台の上で立ち尽くしてしまいました。
西尾維新氏の『戯言シリーズ』、
ここで最強の赤と出夢くんが闘ったんだなぁ、なんて
余計な感慨を抱いたり。



数日が経った今でも、あの黒と紅が目に焼き付いて離れません。


おまけ。
淀駅から帰る駅ビルで見つけたVOW!な感じの看板。

バリカン星人て。
”ワレワレハ、ウチュージンダ”