『本屋さんデート』

僕が女の娘とデートしていて一番楽しいところは
これはもう、考える間もなく本屋さんです。
当然、相手を選ぶデートコースではあるのですが、
”あの本は面白かった”
”この本、ちょっと興味有る”
なんて話ながら本屋さんを巡るのが大好きで、
だからこそ、それに付き合ってくれる相手は
僕にとってとても大切な存在です。


今日は娘っこと本屋さんデートをしてきました。
うちの近所にはない、大きな本屋さんで、
本が大好きな女の娘とデート。
楽しくないわけがありません。


彼女はなんというか、
となりの801ちゃん”な趣味の持ち主なので、
まずはいわゆるBLな本が置いてあるコーナーへ。
(何故か僕の女友達はそっちの趣味の方が多いんです。)


そのてのコーナーの本をじっくり眺めたことは
今までなかったのですが、
本の帯に書いてあるキャッチコピーがもう面白くて。
女の娘が男性向けのエロ本のコピーとか読んだら
どんな感想なんだろう。


その後ラノベ、コミックなどお互いの得意分野をから
一般書のコーナーを一通り回り、
10日遅れのサン・ジョルディで彼女に本をプレゼント。
僕も以前から探していた本が見つかり、
ほくほくで本屋さんを後にしました。


そういえば、昔はサン・ジョルディの日を祝ってたっけ。
僕にとってはヴァレンタインより素敵なイベントでした。
さすがカタルーニャ
聖ゲオルギウスに乾杯。
よし、来年は忘れないようにしよう。


本屋さんを出て、お茶しながらいろいろおしゃべりして、
あっという間の5時間。
本当に楽しい時間が過ごせました。


お互い本が好きだからこそできるデート。
ふと、寺山修司氏の言葉が浮かびました。


『書を捨てよ町へ出よう』


しかし、傍から見れば、変な光景だったんだろうな。
ゴールデンウィークでわりと人の入っている中、
BLコーナーでおっさんと若い女の娘が仲良く談笑。
まぁ、さほど気になりませんが。