『第4回ヴィクトリアマイル』

競馬を見始めて20年以上になりますが、
僕には牝馬で好きな馬というのがほとんどいません。
今、思い返してみても
牡馬であればサイレンススズカオグリキャップを筆頭に
枚挙に暇がないといった感じなのですが、
牝馬だとファビラスラフインぐらいしか思い当たりませんでした。



それがここ数年、牝馬の充実っぷりが素晴らしく、
(ダートはもっと面白いのですが)
去年はまさしく牝馬の年だったのではないかと思います。
僕にも久しぶりに何頭かお気に入りの牝馬ができました。


さて、春のG1シーズン真っ只中。
今日は僕のお気に入り、ウオッカも出走する
ヴィクトリアマイルが行われました。


前走のドバイデューティーフリーに惨敗した後、
絶望の表情を浮かべていた角居調教師が
どこまでウオッカを立て直してくるか、
一番の興味はそこに在ったのですが、
結果からみると、
さすが角居調教師、さすがウオッカといったところ。
54年ぶりの牝馬ダービー馬制覇は伊達じゃありませんでした。


1:32.4の好タイム、7馬身差の圧勝劇。
古馬マイルG1史上最大着差だそうです。
4コーナーを回って直線入口、
ほぼ持ったままで先団に襲い掛かるウオッカ
思わず声を上げてしまうくらいの迫力の走りでした。


このまま無事に行けば、
安田記念、そして秋のG1戦線でも主役の1頭でしょう。
ウオッカの出たレースはどれも本当に面白い。
彼女には今年も楽しませてもらえそうです。


『向かい風を切り裂いて、どうだこの強さ!ウオッカ!!』