『第70回優駿牝馬(オークス)』

競馬の話。
毎年、新馬戦の始まる前に、
その年デビューする2歳馬の中からお気に入りを数頭選んで、
馬主になった気分でその仔たちを追いかけてます。
まぁ、ペーパーオーナーゲームのようなものです。


今日、去年選んだ仔の1頭、ブエナビスタ
オークスに出走しました。


桜花賞を制し、オークスも圧倒的1番人気。
牝馬三冠確実といった声も出ていますが、
女の仔はどうにも信用しきれない部分があるので、
ドキドキしながらTV中継を観てました。


直線入口の位置取りを見て、
これは厳しいかな、と思いました。
いくら彼女の末脚でも
あの位置からじゃ届かないんじゃないか、と。


直線残り300m。
二段目のロケットが点火。
猛然と追い込んできた彼女でしたが、
それでも前を行くレッドディザイアを捕らえきれないだろうと
この時点で負けを覚悟しました。


しかし、残り150m。
三段目のロケットが点火。
あそこからもう一度伸びるとは。
凄まじい勢いでレッドディザイアに襲い掛かり、
ハナ差交わしたところがゴール板でした。


史上11頭目スティルインラブ以来の牝馬二冠の達成。


本当に驚きました。
まさかあの位置から差しきるとは。
あの小さい体躯のどこにそんな力があるんだ。
ごめん。
君の力を信じきれてなかったよ、僕は。


秋には凱旋門賞出走のプランがあるそうです。
走法・脚質からすると
ヨーロッパの馬場が向いていない気もしますが、
3歳馬に有利な凱旋門賞
日本馬初制覇を彼女が成し遂げてくれることを願ってます。
これからはちゃんと信じて応援するから。


『外からブエナビスタ!届くのかッ!届くのかッ!!』