『万葉集 〜ココロ・ニ・マド・ヲ〜』


中学生の頃の国語の先生に
妙にセクシャルな感じの女性がいました。
女の娘のうけはあまり良くなかったように記憶していますが、
僕はその先生の授業がわりと好きでした。
中でも、彼女の
”日本の上代文学はHで良い”
という言葉がとても印象に残ってます。


以前にCMの事を書いたときにも触れましたが、
短い時間、少ない言葉で広い世界を表現しているものには、
無条件で敬意を覚えます。
CMもそうですし、
たとえば詩(歌詞も含めて)なんかもそうですね。
その最たるものの一つに短歌・俳句があります。


iTunes Storeで何か面白いPodcastはないかと探していたときに
見つけたのがこれ。


『万葉集 〜ココロ・ニ・マド・ヲ〜』


先生の言葉の通り、確かにHだわ、万葉集
でも、そういった気持ちを直接的にではなく、
たった31文字の中で表現するというやり方は
とても素敵だと思います。



『今さらに 恋ふとも 君に逢はめやも
 寝る夜をおちず 夢に見えこそ』