『真庭語』

先日購入した西尾氏の新刊、第2弾。
『刀語』に出てきたかませ犬集団忍者集団、
真庭忍軍にフィーチャーしたお話です。

『刀語』のときは徹頭徹尾やられ役だった真庭忍軍ですが
今回はみなカッコよく描かれています。
良かったねぇ、まにわにのみんな。

狂言回しは真庭狂犬。
舞台は『刀語』から遡ること200年。
真庭蝙蝠、真庭喰鮫、真庭蝶々、真庭白鷺のご先祖様が
初代十二頭領になるまでを描いた短編オムニバスです。

『刀語』のときの4人と
初代の4人のキャラの類似と相違が面白く、
『刀語』を読み返したくなりました。
初代真庭蝙蝠のお話なんてミステリですからねぇ。
しょっぱなから意表を突かれましたよ。

何より…この本を買って一番驚いたこと。

『刀語』がアニメ化！

なんか”西尾維新アニメプロジェクト”とか
特設サイトまでできてて、
カウントダウンまでされちゃってます。
たしか『化物語』もアニメ化されるんですよね。

こういうのって、
ファンとしては非常にびみょーな気分なんですよねぇ…。
以前に娘が
”なんでもかんでもアニメ化すれば良いってもんじゃないと
　声を大にして云いたい！！”
と力説してましたが、僕も諸手を挙げて賛成です。
村上春樹的に云うなら、動議支持、賛成に2票。

サイトを見るかぎり『化物語』は
絵の雰囲気がいまいちしっくりこないし、
『刀語』もあの絵の不思議にオリエンタルなテイストが
アニメで出せるとは思えないし。

反面、見てみたいという気持ちもあるので、
やっぱりすごくびみょーな気分です。

『この国が戦国で、この世が乱世であったころのおはなし』

真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)

『刀語』の画集も出るみたいですね。
これは絶対に買います。
この絵に惹かれたのがきっかけで、
西尾氏の作品に出会えましたから。
絵師の竹氏にはホントに感謝しています。
えっ？豪華版の予約はすでに終了？
なんてこったい。