『二大RPGの分岐点』

今までこのBLOGの中では触れてきませんでしたが、
僕はかなりのゲーマーでもあります。
初代ファミコンに始まり、スーファミ、PS、PS2、と
メインストリームのハードは全部持ってましたし、
PCエンジンセガ系のハードなんかにも手を出してました。
最近だとPSPの『MONSTER HUNTER』シリーズを
廃人になる一歩手前までやり込んでました。


そんな僕の人生の半分以上を占めるゲーム歴の中で、
僕が一番夢中になってやったタイトルは
ドラゴンクエストIII』でした。
『モンハン』も『FFIV』も
エースコンバット』も捨てがたいのですが、
No.1の座にはまだまだ
ドラクエIII』が鎮座ましましてます。


先日発表された、
ドラクエIX』の発売日決定のニュースに感化され、
以前に購入したものの、ずっと読んでなかった本、
『二大RPGの分岐点』を読了しました。
この本はゲーム史に残る二大ビッグタイトル、
ドラクエ』と『FF』について書かれた、
著者曰く、”本邦初の本格的ゲーム論”です。


僕はドラクエシリーズはIからVIIIまで、
FFシリーズはIからVIIIまで、
全てリアルタイムでやってきました。
告白します。
もう、大好きです。
ラーミアの背に初めて乗ったときの、
あの鳥肌たちまくりの感覚、プライスレス。


ですが、当然、全て面白いと思った訳でもなく、
ドラクエのVIとVIIは
ほとんどストーリーを覚えていませんし、
FFVIIIにいたってはRPGをやるようになって初めて、
クリアせずに途中で投げ出してしまいました。


なんで面白いと思えなくなってしまったのか、
”役に立たねぇとくぎばっか増えても意味ねぇんだよ”とか
”ムービー長過ぎんだよ”とか
ミニゲームのせいでストーリー進まねぇよ”とか
いくらでも出てくるんですが、
そんなんを論理的に、愛情に溢れた言葉で書いてるのが
この『二大RPGの分岐点』です。
ドラクエ』と『FF』、
最初期からこの二大シリーズをやってきた方なら、
著者の論に思わず首肯してしまうのではないかと思います。


ドラクエ』『FF』のタイトルが冠されていれば
さほど面白くなかったとしても、
ある程度は売れるのでしょう。
ドラクエIX』のスクリーンショットを見て、
”今回は買わない”と決めた僕の決意も、
発売日が近くなったら、
あっさり翻っている気がしてならないですし。
それだけに『ドラクエ』と『FF』には、
常にRPGのトップを走っていて欲しいんです。
”やっぱ、さすがだよなぁ”って思わせて欲しいんです。


スクエニの皆さん、がんばってください。
メルキドの町の入り口でゴーレムを倒したときの、
あの感動と興奮をもう一度。


『ゲームは「する」ものであり
その点では、映画のように「見る」だけのメディアとは違う。』