『QED 六歌仙の暗号』


QEDシリーズの第2弾。
前回、この2作目をすっとばしてしまったので、
改めて図書館で借りてきました。


第2弾は六歌仙七福神がテーマです。
お正月を前に、かなりタイムリーな感じ。
七福神、全員挙げられますか?
僕は福禄寿と寿老人が出てきませんでした。
六歌仙は…文屋康秀さん、ごめんなさい。


今作は以前に読んだ2作に輪をかけて、
ミステリーなのに殺人事件がギミックとして機能してません。
ですが、歴史ミステリーとしてのパートは、
前2作より”こじつけ感”が薄く、
なるほど、と思わされました。
こういう本に学生時代に出会ってたら、
もうちょっと歴史の授業をちゃんと受けてたかも。


それにしても、何度も書きますが、和歌ってホントに面白い。
今度、古今集をしっかり読んでみようかな。


『わが庵は 都の辰巳 しかぞ住む
 世を宇治山と 人はいふなり』


QED 六歌仙の暗号 (講談社ノベルス)

QED 六歌仙の暗号 (講談社ノベルス)