『生徒会の四散』『生徒会の五彩』

最近、本屋さんのラノベコーナーに行くと
そこかしこに”アニメ化決定!”の文字が躍ってます。
僕はあまりTVを観ないので
それほどアニメ化に興味はないのですが、
久しぶりにこれは観てみようと思う作品があります。


生徒会の一存シリーズがそれです。


というか、この小説をどうやってアニメにするんだろう。


この生徒会の一存シリーズ
エロゲマニアの主人公、生徒会副会長の杉崎鍵と
人気投票で選ばれた生徒会メンバー達
おこちゃまで天然の生徒会長、桜野くりむ
くりむの親友で、毒舌でドSの生徒会書記、紅葉知弦
鍵の級友でボーイッシュな熱血少女の生徒会副会長、椎名深夏
深夏の妹でゲーマーでBLで腐女子な生徒会会計、椎名真冬
基本的にこの5人がくだらないテーマで
ただただだべっているだけのお話なのです。
なんですけど、それがめちゃめちゃ面白いんです。
本屋さんで立ち読みしているときに笑い声を殺すことができず、
焦ってレジまで持って行った覚えがあります。


アニメ化決定を知って、
買ったけど読んでなかった4巻生徒会の四散
5巻生徒会の五彩をまとめて読んだのですが、
相変わらず妙なハイテンションで、
元ネタを知らないと
まるで面白くないであろうヲタ話が満載です。
しかも、この本は富士見書房から発売されているのですが、
親会社の角川書店の作品だけでなく
他レーベルから出てるラノベやアニメのパロディばかりです。
著作権とか大丈夫なんだろうかと心配になるくらい。
読み終わった次の日にはどんな内容だったか
思い出せないくらい軽いお話で、
まさに”THE・ライトノベル”といった感じですが
声を上げて笑える、数少ない小説です。
ホントにどうやってアニメにするんだろう。
いろんな意味で楽しみです。


あっ、『らき☆すた』もそんな感じか。


『「深夏は、熱血なもの以外読まないのか?」
 「別にそうでもねーけど……。
  デス○ートとかも、読んだぞ。」
 「ありゃ意外」
 「うん、沢山犯罪者の名前が書いてあるだけだったしな、
  あのノート」』